お知らせ

2022年3月25日

【英語】英語スピーチの力

一昨日、ウクライナのゼレンスキー大統領による演説が、日本の国会で行われた。
ご存知のとおり、ゼレンスキー大統領は、欧州を中心とした各国の国会で現地の過酷な現状と支援を訴え続け、人々の気持ちを動かし続けている。

ロシアによるウクライナ侵攻直後に行った欧州緊急首脳会議での演説は、欧州にウクライナ支援を決断させたとまで言われる名スピーチであったそうだ。

国家元首のスピーチである。一流のスピーチライターが原稿を練り上げているのは想像に難くない。
加えて、演説するのは元俳優という異色の経歴を持つ大統領である。人々の心を動かすのに十分すぎるパーツが揃っているのだが、それを考慮してもなお、直接的に私たちの心に響く。

一つは、やはり言葉の力である。
無論、何かを相手にうったえる時はロジックとそれを下支えするエビデンスが重要であるのは言うまでもないが、本当に相手を動かせる時は、相手の心に言葉が届いた時である。

ゼレンスキー大統領は、スピーチのほとんどをウクライナ語で行っているが、米国議会での演説では後半部分を英語で行った。
感謝の意を述べる時や直接的に相手に語りかけたい時は英語を使用し、また本日、公開された動画では英語で世界中の人々に支援を呼びかけている。

世界には6900もの言語があると言われており、その一つ一つが重要な人類の資産であるが、誤解を恐れずに言えば英語が世界共通語の役割を演じているのも事実であろう。
今回の有事で、市井のウクライナ人が流暢な英語で、または英語そのものは必ずしも流暢でなくとも伝えたいことが明確に把握できるような英語を話す点に、多くの方が驚いていることだろう。
大統領をはじめとした、ウクライナ人の英語力により、今回の有事がより直接的に私たちの心に響いているのではないだろうか。

有事の時、交渉の時、商用の時、留学する時、国際間のやり取りには、ほぼ必ず英語が登場する。
殊にスピーチの場合は、一方的に語ることで聴衆の気持ちを掴まなければならない。
声のトーンに始まり、発音、リズム感、ゼスチャー、アイコンタクトを駆使して、聴衆の一人一人の心に思いを届けるのである。
原稿を棒読みするのでは思いは届かず、英語のスピーチでは、発音も重要な要素である。
英語ネイティブのような完璧な発音に仕上げる必要はないが(無論、仕上げられればその方が良い)、語尾の子音まで正しく仕上げられると、特に英語ネイティブには受け入れられやすく、正統な印象を与えることができる。
例えば、oneの「n」をきちんと発音するようなことである。

スピーチ一つで世界は変わる。
そのような歴史を私たちは見てきている。
その力を現在進行形で体感している。
公人、私人、社会人、学生を問わず、英語スピーチ力は、鍛えておくべきスキルであると再認識した次第である。

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